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これはなんですか?誰のためのものですか?
スクラムチェックリストは、スクラムを始める際や現在のスクラムのやり方をチェックする際に使える、簡単な道具です。規則ではなくて、ガイドラインに過ぎないことに注意してください。
例えば、2人だけのチームなら、デイリースクラムを省略するという決定もありえます。一日中2人でペアプログラミングをしているなら、別に意識合わせのミーティングを作る必要はないかもしれません。全く問題ありません。このチームでは意図的にスクラムのプラクティスを省略するかわりに、そこに内在する目的を別の方法で満たしているのです。これが大事です!
もしあなたたちがスクラムをやっているなら、ふりかえりでこのチェックリストを使うとよいかもしれません。評価のためではなく、議論のための道具として使ってください。
どうやって使えばいいの?
ジョー: 今回のふりかえりでは、便利なチェックリストを持ってきたよ。うちのチームでやってないことはあるかなぁ? リサ: うーん、ここ見て。えっと、うちは完了の定義が曖昧なんじゃないかなぁ。あと、ベロシティも測ってないよね。
ジョー: そっか、完了の定義は「コア・スクラム」に属しているから、結構重要みたいだね。ベロシティは「推奨だけどいつも必要というわけではない」に属しているから、後回しにして、先にコア・スクラムの方からはじめてみよう。
リサ: 見て、「定期的(4週間以内)に動作する、テスト済みのソフトウェアを出荷/納品している」を忘れてるんじゃない?これは「基本項目」に属してる!そうか、マーケティング担当がいつも文句言っているのはこのことなんだ!
ジョー: きっと「完了の定義」みたいな概念があれば、スプリント毎に少量のパートに取り組めるようになって、もっと頻繁に、リリース可能な物を出しやすくなるんじゃないかな。
リサ: それはいいアイデア。やってみましょう。っていうか、やらない理由がないよね。
使うべきでないときは?
上司: よし。みんな。そろそろどれくらいみんながスクラムに従っているかをチェックすべき時期じゃないかな?このチェックリストを埋めてみてくれたまえ。
ジョー: ボス、全部できています。すごいでしょう。あーっと、スプリントバーンダウンチャート以外は全部です。
上司: おい、そりゃだめじゃないか!つまり「スプリントバーニング何とか」をやらないといけないってことだろう!ぜひやってくれたまえ!
リサ: しかし、うちのチームは2週間スプリントをやっていますし、約束(コミット)したものはだいたいいつも順調に納品しています。顧客も喜んでいますよ。スプリントバーンダウンチャートを導入しても、現時点ではさらに価値を高めることにはつながらないと思われますが。
上司: でもここに「やりなさい」と書いてあるじゃないか。オレはもう騙されないぞ。嘘つきは泥棒の始まりだ。
これは公式なチェックリストですか?
いえ、違います。このチェックリストはスクラムの本質的な要素についての、個人的かつ主観的な意見を書き出したものです。私はこれまで何年もスクラムを始めようとしている企業を支援してきました。その中で、何百人という実践者やトレーナー、コーチの方達と会い、このようなチェックリストを正しく使えば、非常に役に立つ、ということを発見したのです。