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File metadata and controls

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NCVC ビルド方法

ディレクトリ構造

以下のようなディレクトリ構造を想定しています. プロジェクトのパス設定は,ソリューションファイルNCVC.slhからの相対指示になっています.

.
└── Visual Studio 20XX/
    ├── Projects/
    │   ├── NCVC/
    │   │   ├── NCVC.slh
    │   │   └── NCVC/
    │   ├── Kodatuno/
    │   │   ├── Kodatuno.slh
    │   │   └── Kodatuno.vs/
    │   └── NCVC.Addin/
    │       ├── ReadJW/
    │       ├── ReadCSV/
    │       ├── SendNCD/
    │       ├── SolveTSP/
    │       └── GRBLc/
    ├── include/
    ├── lib/
    │   ├── x86/
    │   └── x64/
    │       └── debug/
    └── boost/

もちろんそれぞれの環境に合わせて設定していただいても結構です. プロジェクトのプロパティから

  • C/C++ の 追加のインクルードディレクトリ
  • リンカー の 追加のライブラリディレクトリ

をそれぞれ変更してください(Debugモードの Kodatuno.vs.lib だけ stdafx.h 内で設定しています).
ただし,この場合はプロジェクト設定(NCVC.vcxproj)をプルリクに含めないようにお願いします.
ほかに良い設定方法があれば,その旨ご提案ください.

NCVC.SDK

https://github.com/NCVC-CAM/NCVC.SDK のインクルードファイルを適切に設置してください. lib はアドインのビルドで使いますが,include はNCVC本体のビルドでも使います.

GLEW

http://glew.sourceforge.net/ から Windows 32-bit and 64-bit の Binaries をダウンロードしていただき, インクルードファイルとライブラリファイルを適切に設置してください.

Boost C++ Library

Boost C++ Library をビルドしておいてください.boost::regex を使用しているのでビルドが必要です.
Ver4.14a以降はBoost.Xpressiveに切り替えたので,インクルードファイルだけでOKです. 適切に展開してください.

参考までにビルド用のバッチファイルを以下に示します.

set BOOST=boost_x_xx_x

cd %BOOST%
call bootstrap.bat
bjam toolset=msvc address-model=32 --build-type=complete --stagedir=stage/x86 -j 16
bjam toolset=msvc address-model=64 --build-type=complete --stagedir=stage/x64 -j 16

cd ..
rmdir boost
mklink /D boost %BOOST%

バージョンが変わってもプロジェクトの設定(インクルードファイルやライブラリのパス)を変更しなくて済むように, シンボリックリンクを作ります. mklink コマンドだけ管理者権限でないと動かないのでご注意ください.

Kodatuno

NURBS曲面の切削データ生成等々に,NCVC内部で 金沢大学マンマシン研究室で開発されているKodatunoライブラリを使用しています. NCVC用にパッチを当てているので,まずこちらのライブラリをご用意ください. Kodatunoライブラリのビルド方法は https://github.com/KodatunoOrg/Kodatuno を参照してください. NCVCプロジェクトから見えるところに Kodatuno.vs.lib をコピー(またはシンボリックリンク)してもらえればOKです. インクルードファイルも同様です.僕は下図のようにKodatunoフォルダごとシンボリックリンクを張っています. NCVC.SDKに含まれるヘッダーも同様にシンボリックリンクしています.

KodatunoLink.png

NCVC Ver3.91以前はオプションで無効にもできましたが,NCVC Ver4.00以降は Kodatunoライブラリが必須となっています.