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Haskell-jp 相互を尊重したコミュニケーションのためのガイドライン

前文

日本Haskellユーザーグループ(Haskell-jp)は、相互を尊重したコミュニケーションのために、これらのガイドラインを採用しています。

これらのガイドラインをHaskellコミュニティのメンバー全般に強制したいわけではありません。このガイドラインは、Haskellコミュニティにおける議論が高い水準のものであってほしい、また、公にそうした水準を維持する意思がある、ということを示すものです。他のメンバーが自発的に従ってくれることを願っています。

動機

相互を尊重したコミュニケーションのためのガイドラインを採用する理由はいくつかあります。

  • 多様性と受容性:わたしたちは、Haskellコミュニティが、テクノロジー産業界の一般的な傾向と同様に、白人や男性に偏っていることを認識しています。Haskellの楽しさを広め、参加するパターンを拡げることは、わたしたちの義務であり、名誉なことだと考えています。いつの日か、このような偏りがなくなることを願っています。
  • はっきりと約束を明示することで、わたしたちのメッセージがここで設定した目標にあっているかを見直せます。目標にあわない場合は、そのことを他の人にも具体的に指摘できます。

相互を尊重したコミュニケーションのためのガイドライン

わたしたちは、公共の場で高い水準の行動をすることを約束します。わたしたちには、すべてをカバーする1つの原則があります。

わたしたちは、すべての人に敬意を持って接するよう努める。

具体的には、以下のような特性の行動を目指します。

  • すべての人に礼儀正しく接し、多様な背景、経験、目標、視点があり、それらが自分たちのものとは大きく異なる可能性があることを認識します。
  • コミュニケーションにおいては、相手の情熱、専門知識、善意を一貫して尊重し肯定します。たとえ、時に、他者のこうした資質に疑いをもつことがあったとしても、無能、悪意あるいは下心を公に非難することはありません。
  • いつなんどきも礼儀を重んじるよう努めます。無礼、悪口、嫌がらせなどがあってはいけません。
  • 誰かと意見が合わない場合、対話の相手が、攻撃された、屈辱を受けた、軽蔑された、あるいは、疎外されたと感じるような表現は避けます。批判はつねに具体的な声明や主張に対するものであって、人に対するものであってはなりません。
  • 意見の相違そのものは構いません。堅牢な技術的議論がわれわれを豊かにしてくれます。しかし、その議論のトーンを、お互いを尊敬したり賞賛したりする人々の会話のトーンにすることを目指します。
  • 意見の相違があるところでは、相手の視点、目標、動機、優先順位などに興味を持つようにします。
  • わたしたちは、いかなるマイノリティ(たとえば、年齢、体格、障害、民族性、性徴、性自認と表現、経験レベル、教育、社会経済的地位、国籍、個人的外見、人種、宗教、性的同一性と指向)に対するいかなる形態の差別的な言動も容認しません。

わたしたちは、電子メール、ソーシャルメディア、ディスカッションフォーラムなど、Haskellがかかわる分野におけるすべての公的な交流において、これらの基準を適用しようとしています。

わたしたちの誰かがこの基準に反した場合の理想的な行動は、その人に個人的にメッセージを書き、その人の過ちにそっと目を向けさせることです。それに抵抗がある場合には、日本Haskellユーザーグループ管理委員会(Haskell-jp Admins)に連絡してください。

基本的に、不快にさせるようなことをやめ謝罪するという対応を取るべきです。たとえ誤解、あるいは不当な非難と感じたとしても、おそらく、よりうまく伝えられる余地があったでしょうし、言い返すよりは謝罪したほうが和解しやすいでしょう。

謝辞

こちらのガイドラインは、Haskell FoundationのGuidelines for Respectful Communicationを日本語に翻訳し、運用の主体を日本Haskellユーザーグループ(Haskell-jp)に、相談窓口を日本Haskellユーザーグループ管理委員会(Haskell-jp Admins)に変更したものです。策定いただいたHaskell Foundationのみなさんに感謝します。