GSC海外大学院進学支援室
近年、社会のグローバル化にともない、大学院の重要性が増しつつあります。とりわけ地球規模で活動を展開している国際的な機関、会社、団体や、地球的課題の研究を進めている大学、民間研究所などでは、大学院で学んだ人の活躍が大いに期待されています。実際、就職の際には、大学院の学位が要求されることが多くなりました。そこで本学部では、大学院で学ぶことを希望する学生の皆さんを支援するべく「海外大学院進学支援室」を設立しました。このウェブサイトでの情報伝達もその一環です。
皆さんには多様な人生経路が広がっています。大学院で学ぶといっても多様な経路があります(図1参照)。
これらの経路を大きく分けると、まずは社会で一旦、働いてから大学院に進む経路1と、卒業後、直ちに大学院に進む経路2があります。また、海外の大学院で学ぶか、国内の大学院で学ぶかの選択肢があります。本学部では、学部卒業後に海外の大学院で学ぶための支援を行っています。
大学院に合格するためには、入念な準備が必要となります。国によっても入試システムが大きく異なりますから、準備に2年間ぐらいをかけた方がよいでしょう。出願資格要件として、GPA、英語力、基礎学力などが設定されていますから、日ごろのからの学習が重要となります。
大学院に入学できたとしても、授業についていけなければ意味がありません。大学院の科目の多くは、基本的に学生主体の参加型のスタイルをとります。単に出席するだけではなく、ディスカッションへの積極的な参加や、プレゼンテーションや質疑を通じた授業への貢献が求められます。したがって、日本にいる間から授業での積極的な発言を心掛けましょう。
大学院を含むキャリアパスや、具体的な大学院情報を提供するため、外部の専門家を招いてセミナーを行います(図2参照)。各セミナーの日時等の詳細は、学生ポータルを通じて周知されます。
セミナー内容: キャリア視点から、大学院留学と院進学により実現した実例像を知るとともに、4年間における進路検討時期と検討方法、海外大学院進学準備の初歩、学部からのサポートを知る。
対象: 1年生全員 時期: 1年前期(5月頃) 90分
ワークショップ内容: 学部留学前の心得と準備を促すためのワークショップ。グローバルイシューを持ち帰り、専門科目や演習における勉学に繋げるように促すとともに、大学院留学の動機につなげる。
対象: 新2年生全員 時期: 新2年生進級前(3月末) 90分
相談会内容: 支援室活動の情報提供、個別相談、セミナー・ワークショップの紹介。
対象: 海外大学院留学に関心のある3年生他の希望者 時期: 前期(5月頃)(10月頃)
セミナー内容: 海外大学院の種類別、主要国別の概要と特徴、準備の基礎知識を、将来的に就職を目指す場合のスケジュール、実現しうる体験やキャリアゴール等と照らし合わせながら紹介。
対象: 2年生の2年後期必須留学帰国者・その他希望者 時期: 2年後期(3月頃) 120分
対象: 3年生の3年前期必須留学帰国者・その他希望者 時期: 3年前期(7月頃) 120分
講座内容: IELTS 6-6.5 の学生が 7.0 を突破することを目標にした講座。出願校の選定前にス コアアップすることで、レベルの高い海外大学院が候補に入るようになることを目指す。
対象: 3年生の希望者 時期: 3年後期(10月頃) 4日間計 12時間
講座内容: アカデミックな教育研究の場において必要なライティング能力養成のための講座。論理展開の型と基礎を学び、英語論文の作成、大学院出願書類作成、留学後授業に必要な基礎力を鍛える。加えて、IELTSのWriting対策にも役立てる。
対象: 3年生の希望者 時期: 3年後期(12-1月) 4日間計 12時間
セミナー内容: 奨学金出願のための書類を準備するためのセミナー。奨学金の種類、リサーチ方法、 自己分析、書類の書き方等を指導する。
対象: 海外大学院出願を検討している3年生 時期: 3年後期(1月頃)120分
セミナー内容: 実際の出願書類を準備するにあたり、エッセイに求められる伝え方や構成、ロジック、レジュメ でのアピールの仕方、強みの表現方法等、書類準備のテクニカルなノウハウを指導する。
対象: 海外大学院進学の志望者 時期: 4年前期(5月頃)
Q&A内容: 留学カウンセラーが、事前アンケート回答や質問に即して、出願に備え具体的な相談を受け指導する。
対象: 海外大学院進学の志望者 時期: 4年前期(8-9月頃)
※①〜⑨の日程や内容については、変更となる可能性があります
国によっては、授業料がかなり高い場合があり、就労も法律上非常に制限されていることから、海外の大学院で学ぶ奨学金を得るための努力も必要となります。これについては、セミナー「海外大学院留学の準備」でも扱いますが、さらには、下記の奨学金情報を積極的に集めて、適切な奨学金に応募することをお勧めします。
日本学生支援機構 Japan Student Services Organization (JASSO)は、海外留学を希望している方を対象として留学ガイドブックと学金パンフレットを発行しています。留学ガイドブック、留学の準備方法や、基礎情報、奨学金情報や、留学経験者の体験記を掲載しています。 また奨学金パンフレットは、日本から海外の学校へ留学を希望している方を対象とした海外留学奨学金情報をまとめたパンフレットで、2017-2018年版は以下の奨学金情報を掲載しています。最新版のガイドブックとパンフレットは、以下のサイトから閲覧する事ができますが、合同研究室にて紙媒体のものを閲覧する事も可能です。http://ryugaku.jasso.go.jp/publication/
JASSO以外の奨学金としては、進学先の大学、学会、留学先の民間団体の奨学金もあります。
①進学先の大学の奨学金
入学前に申請できるものと、在学中に申請できるものがあります。入学前は、こまめに大学のHPを確認するほか、留学受け入れ担当者に直接問合わせて確認するようにしましょう。在学中の申請に関しては、入学後に奨学金説明会などに出席し、最新の情報を常に受け取ることのできる環境を作るよう心掛けましょう。
②学会
所属学会のHPやEmailにて送付される情報をこまめに確認しましょう。
③留学学先の行政や民間団体
進学先大学がある地域の役所などに確認しましょう。
<日本学生支援機構(JASSO)> 海外留学支援サイト
http://ryugaku.jasso.go.jp/
<米国>
在日米国大使館・領事館「米国留学」
https://jp.usembassy.gov/ja/education-culture-ja/study-usa-ja/
アメリカ留学センター「アメリカ留学情報」
https://americancenterjapan.com/study/
<カナダ>
カナダ政府「カナダ留学」
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/study-etudie/index.aspx?lang=jpn&menu_id=34
EduCanada(English)
http://educanada.ca/index.aspx?lang=eng
<英国>
ブリティッシュカウンシル「英国留学」
https://www.britishcouncil.jp/studyuk
<オーストラリア>
オーストラリア政府公式留学情報ウェブサイト
http://www.studyinaustralia.gov.au/japan
海外大学院進学に関心のある方は、まず、この海外大学院支援室サイト情報をよく参照し、日本学生支援機構(JASSO)の「海外大学支援サイト」や本学部が提供するセミナー・ワークショップ等を十分に活用してください。海外大学院進学について具体的に相談したい場合は、地球社会共生学部合同研究室(B棟737)に備え付けの「相談フォーマット」に記入のうえ、合同研にご提出ください。
- 1992-94 The Paul H. Nitze School of Advanced International Studies (SAIS), Johns Hopkins University, Washington DC, USA (MA, International Relations, International Economy)
- 2002-2003 Visiting Professor, International Relations, Graduate School, University of British Columbia, Canada
- 2015-2016 Visiting Scholar, Center for International Security Studies(CSIS), Washington DC, USA
- 2017- Non-resident Fellow, International Security, The Lowy Institute, Sydney, Australia
Degrees: M. A. (Johns Hopkins), Doctor in International Public Policy (Osaka Univ.)
- 2010-2011Comparative Education, Department of Education, Practice and Society, Institute of Education, University of London, London, UK
- 2014-2015 Comparative Education (M.Phil.), Department of Education, Practice and Society, UCL Institute of Education, University of London, London, UK
- 2015-2018 Comparative Education (Ph.D.), Department of Education, Practice and Society, UCL Institute of Education, University of London, London, UK
Degrees: M. A. (Institute of Education, Univ. of London), M. Phil. (UCL Institute of Education), Ph.D. candidate (UCL Institute of Education)
- 1990-1992 Graduate School of Arts and Sciences, Harvard University, Cambridge, MA USA
Degree: A.M. (with a field of concentration in regional studies - East Asia)
- 1993-1994 Rural and Regional Resources Planning, Department of Geography, University of Aberdeen, Aberdeen, UK
- 1994-1995 Environment and Development, Department of Geography, University of Cambridge, Cambridge, UK
Degrees: M.Sc. (Univ. of Aberdeen), M.Phil. (Univ. of Cambridge)
- 1988-1990 Department of Geography, University of Georgia, Athens, GA USA (Fulbright)
- 1993-1994 Visiting Scholar, same as above
- 2001-2005 Chief of Cartographic Section, Department of Peacekeeping Operations, United Nations, New York, NY USA
Degree: Ph.D. (Univ. of Georgia)
- 1996-1997 Exchange Program of Aoyama Gakuin University, Portland State University, Oregon, USA (Fulbright)
- 2000-2002 Center of Economic Studies, El Colegio de México, Mexico City, Mexico
- 2007 (September) Visiting Professor, Faculty of Economics and Enterprises Sciences, Rafael Landivar University, Guatemala City, Guatemala
Degrees: Master in International Economics (Aoyama Gakuin University), Master in Economics (El Colegio de México), Doctor in Economics (Kobe University)
- 1972 Department of City and Regional Planning, School of Environmental Design, University of California Berkeley, Berkeley, CA USA
- 1972-1975 Department of Regional Science, School of Arts and Science, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA USA
- 1987-1988 Visiting Scholar, the same as above
Degrees: Ph.D. (Univ. of Pennsylvania), D. Eng. (Univ. of Tokyo)