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未踏社団、起業家のための契約書と解説をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスでリリース

投資家と起業家の情報格差縮小を目指す

2016年4月12日、一般社団法人未踏は、起業のファイナンスに関するレポートを公開しました。 このレポートには、創業者株式、優先株式を用いた資金調達、コンバーティブルエクイティを用いた資金調達、に関する契約書ひな形と その詳細解説が含まれています。 また、このレポートはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC-BY 2.0で、未踏事業の卒業生に限らず誰でも利用可能です。

投資家と起業家には情報の格差があります。 例えば、投資家側が起業家側に投資契約書を提案した場合、 起業家側に比較対象となる情報がないと「どうしてこの条項必要なの?」などの議論の糸口を見つけづらくなってしまいます。 今回、起業家側に立った契約書ひな型を公開することで「投資家側案」と「起業家側案」の2つを比較することができ、 対等な議論がしやすくなるのではないかと期待しています。

レポートはGithub上で管理されており、今後OSS的に、色々な意見や情報を取り入れて更新され、 起業家のための情報の集積が起こるきっかけとなることができればよいなと思っています。

https://github.com/mitou/startup_financing_report/

一般社団法人未踏について

一般社団法人未踏は創造的人材を多角的に支援し、業界横断的なネットワークをつくることで、 ITを中心としたイノベーションを加速することを目的に設立された社団法人です。

経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構が行っている未踏事業の延べ1600名の卒業生を中心に、 個々が創造性を最大限に発揮出来る環境を整えることで、イノベーション・エコシステムの構築を目指しています。